羽毛布団の場合、中身の羽毛は長年使っていくうちにカサが減って温かさもなくなり、豪華なふんわり感がなくなります。その理由は、寝ている間の汗や側生地と羽毛との摩擦、静電気、圧力を受け、羽毛同士がからまったり、羽毛が切れて1本1本ファイバー化するためです。いつも使っている羽毛布団の状態をみて、必要であればリフォームをする方が長く大切に使えます。例えば、温かさをあまり感じなくなった、10年以上使っていてボリュームがなくなった、丸洗いしても生地の汚れが落ちない、襟元の臭いがとれない、生地の隙間から羽毛が出てきている、羽毛が片寄っている、などです。
このような状態であれば、メンテナンスのタイミングだと言えるので、業者に問い合わせましょう。布団のリフォームは、信頼と実績のある業者に依頼する必要があります。経験年数と年間受注枚数、補充羽毛の品質、側生地の品質、補充羽毛量、お客様とのトラブルの有無などを事前に調べ、納得のいく業者を選ぶことが大切です。布団リフォームをおすすめするメリットは、新品とほとんど変わらないボリュームが戻り、今まで使ってきたものを同じように使えるということ、側生地も新品に交換できること、捨てずに使い続けるので環境にやさしいといったものがあります。
布団のリフォームは、全てが対象ではなく、あまりに古いものは復元が難しいこともあります。リフォームは早めに行う方が良いので、数年に一度、時期を決めて業者に依頼するのも良いでしょう。