長年使い続けて寝心地が悪くなってきた寝具や、押入れにしまいっぱなしでぺちゃんこになってしまった寝具は、リフォーム（打ち直し）をすることで買ったばかりのころのようにふかふかによみがえらせることができます。もちろん買い替えという方法もありますが、リフォームした方がお得な場合もありますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。布団といえば羽毛、わたが一般的です。羽毛は軽くて温かく、吸湿性と放湿性に優れているのが特徴です。
日本ではベッドで就寝するライフスタイルが主流になるにつれて、需要が高まり一般化していきました。日本古来のわた布団に使われている木綿わたも吸湿性と保温性があり、復元力が強いという特性があります。日干しをすると湿気が放出され、あらゆる繊維の中でも最もすぐれた回復力を発揮します。適度な重さや硬さがあり、むれにくいのが特徴。
「羽毛布団よりも落ち着いて寝られる」と根強いファンもいます。羽毛布団のリフォームは布地を解体して中のダウンやフェザーを取り出し、洗浄、脱水、乾燥させます。その後、減ってしまった羽毛を補充して縫製を行い、布の傷みや穴なども補修します。リフォームを行うのは衛生面でもメリットがあります。
綿布団の場合は綿を機械にかけて整え、固くなった綿をほぐしてやわらかくします。新品のようにふんわりと生まれ換わります。しかし繊維自体が傷んでいる場合は打ち直しをしても快適さが戻らない場合もありますので、見極めが肝心です。窓の騒音対策のことならこちら